フブスグル湖見学ツアー

写真家 堀込雅彦(旅行者)
日付2017年度7月
現地旅行社Morinzoo Travel Mongolia

フブスグル湖について

フブスグル県は、モンゴル北部の中心に位置し、ロシアと国境を接しています。そこには、モンゴルのスイスと言われる美しい自然に囲まれるフブスグル湖があります。フブスグル湖は、モンゴルの淡水資源の70%を占め、最深部の深さは260メーターに達する、非常に透明度の高い湖です。夏にはフブスグル湖を通ってロシアへの水運が行われ、冬には湖が完全に凍り、湖の氷の上に道路が開通し、地元経済に恩恵をもたらします。
フブスグル湖を水源としたエゲ川がセレンゲ川に注ぎ、セレンゲ川は1000km以上流れてバイカル湖に注ぎます。フブスグル湖とバイカル湖は透明度や自然生態の点でほぼ同一であり、へその緒で繋がった姉妹湖とも言われています。バイカル湖は世界で最も透明度の高い湖で、バイカル湖とフブスグルの間の距離はわずか200kmです。フブスグル湖も透明度が高く、快晴の日には空の色が湖面に反射して深い青色に見えるため、モンゴルの「青い真珠」と呼ばれています。フブスグル湖から西へ200km行くと、ホリドル•サリダグ山脈、ウラーンタイガ(針葉樹林帯)の山々、テンギス川・シャルガ川・シシゲド川の流域があり、ここにフブスグル大タイガ(針葉樹林帯)の70%が集中していて、モンゴル最大の哺乳類であるヘラジカとトナカイの生息地でもあります。タイガには、古くからトナカイを飼育して暮らすトナカイ遊牧民ツァアタン族が住んでいます。「ツァアタン」とは「トナカイ族」という意味です。トナカイはタイガでの生活に最も適応した動物で、寒さに非常に強いです。ツァアタンは、モンゴルのトゥヴァ族と考えられており、トゥヴァ語を話し、シャーマニズムを信仰し、トナカイの飼育と狩猟を主な生業としています。ツァアタン族は、タイガの-45℃~55℃という極寒気候の中で暮らし、独特の文化を持つ少数民族です。

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